こんにちは、新入社員の矢島です。
4月1日に協同工芸社に入社してからすでに1ヶ月以上経ち、初日は緊張と不安で地獄のような顔をして過ごしていた私も徐々に社内の雰囲気に慣れ、今は元気に研修に取り組んでいます。
さて、協同工芸社では自身の配属に関わらず、新入社員全員が工場で研修を受けます。
社内で製造の仕事を担当する部署である「工場」にはいくつもの課があり、研修ではそのうちの8つの課をローテーションしながら看板を作る流れを学んでいきます。
まだ入社したてホヤホヤなので、貼る・切る・剥がす・磨く・包むなどの簡単な作業をしたり、先輩の作業の補助をしたり、危険が伴う際には見学をしたりといったものが研修の主な内容です。
【シート貼り練習】
【溶接の見学】
【配線の作業の補助】
【梱包の用意、梱包】
写真で載せた以外にも、様々な作業をしています。
しかし実際のところ、“簡単な”とは言いましたが、毎日失敗ばかりです。
具体的には、製品に道具や机の角をぶつけて修復できないほどの傷を付けてしまったり、へこませてしまったりしました。
使い慣れない道具を扱った際に短時間で道具の先端を2回破損させたこともありました。
【インパクトで穴を開けようとして折った錐】
指示された作業が完了したときに、求められていたことと自分がやったことが異なっていた、なんてことも…別の部品を取り付けるためのスペースが必要だったことを知らず、ギッシリ両面テープを貼り付けてしまいました。
【ミチミチに貼ってしまった両面テープ】
時間をかけて必死に剝がしましたが、この剥がす作業が研修で一番大変だったかもしれないです。
こんな感じで、研修期間とはいえ想像以上に全然役に立てていません。あちこちの課でやらかしてます。
入社してからもう何回「あ!やってしまった!」と思ったでしょうか。数え切れません。
こんな私ですが、へこたれず毎日元気に出社しています。
少し話が変わりますが、入社した時ベテランの社員さんからこんな言葉を掛けて頂きました。
「わからないことはすぐに聞くこと」
「失敗は当たり前だからどんどん挑戦して失敗すること」
これ、言葉として受け入れるのは簡単ですが、実際にするのは難しいと思いませんか?
少なくとも私が過ごしてきた、小学校から社会人になるまでの学生生活では、「わからないこと」も「失敗すること」も悪いことで、まず怒られてた気がします。ちょっとトラウマです。
だからそんなことを言われても多分自分には出来ないだろうというのが最初に聞いた時の正直な感想でした。
ところが研修を受ける中で作業中に失敗をしても、すぐに怒られるなんてことはありませんでした。
もちろん、先輩や上司の皆さんに迷惑を掛けてしまっているのは紛れもない事実ですが、何かしらの失敗をしたときに自分が受け取るのは怒りの言葉ではなく、「何が分からなかったのか」「なぜうまくできないのか」「どこを改善すべきか」などに関する助言でした。
そのため、自分の中で失敗がただの失敗で終わらずに次に活かせる学びに変わり、また、失敗するほどたくさんのことを吸収できるので、研修を受けている時間は刺激的でとても充実していると感じます。
【両面テープ貼りを再び任されたときは前回の失敗を活かせました】
そのように過ごせているのは伸び伸びと挑戦させてくれる環境で優しく見守ってくださっている上司や先輩の皆さんのおかげです。本当に恵まれていると思います。
研修が終わり正式に配属された後は、協同工芸社の一社員としてより大きな責任が伴い、仕事をする中で当然トラブルやミス、理不尽な出来事に直面して辛くなることがたくさんあると思いますが、心強い先輩方の力を借りながら元気に頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。