こんにちは、新入社員の林です。
本社での1ヶ月研修も終わり、第2工場での研修が開始しました。
今回は本社で研修した部署の1つの板金課について書いていきます。
まず、板金課の仕事は鉄やステンレスなどで出来た板を切断したり、曲げたり、曲げた部分に溶接と呼ばれる作業を行って製品を作っています。
そんな板金課での研修内容は至ってシンプルです。
自分で白紙に作りたいものの図面と展開図を書き、それに合わせて物を作っていくというものでした。
では、実際に私達が作ったものを例に詳しい研修内容をお伝えします。
まず1日目は、板金課に置いてある椅子と同じ長さ、幅、高さの椅子を自分達だけで作り出すというものでした。
この研修での難しいところはなんといっても板金課にある機械の操作です。
椅子の製作にて初めに行うのがシャーリングと呼ばれる機械を使い、板を図面通りの 長さや幅に切断していきます。
この切断を行っている際に自分で数値を打ち込むのですが切断した後にサイズを図ると1ミリ長いことや短くなってしまうことがあり、何度も切断を繰り返しました。
次に行う作業は、コーナーシャーという板の角を切り落とす機械を使って指定した高さに切り抜きをします。
この作業を行うことにより後に板を曲げる際に板同士が接触せずに曲げることができます。
その次はベンダーという機械を使い板を曲げます。
この作業では機械の操作盤に曲げる角度や長さ、板の材質などを打ち込むことで板を思うままの形に曲げることが可能です。
この機械の難しい点は、操作盤への入力です。
曲げることのできる角度や曲げた時に板が伸びるのでその伸びを計算して数値を打ち込まなければいけないので慣れるのに時間がかかりました。
そして曲げた後に板同士を溶接して写真の椅子が完成しました。
ここからは2日目以降の研修について触れていきます。
2日目以降は自分に必要だと思うものを図面を書き、作品を作る作業を最終日まで行いました。
下記の写真は私が実際に作ったものです。
研修が進むにつれ、機械の操作の仕方や溶接に慣れてきて、週の真ん中辺りにはスムーズに数値の入力をできるようになり、作品を作ることに楽しさを感じるようになりました。
板金課での研修での一番のポイントは平面の板が自分の図面通りの形になった時の達成感です。
研修期間も残り数週間となり、作業にも慣れてきた頃ですが、気を抜かず1つ1つの作業を丁寧に行い、知識と経験を自分のものに出来るよう努力していこうと思います。
ありがとうございました。
(林)