こんにちは。営業に配属予定の中村です。
研修も4週目に入りました。
今週は先週の金曜から引き続き製作、シート、塗装の3つの研修を行いました。
そこで今回は製作についてを書こうと思います!
まず、製作とは最後の仕上げを担当する場所になります。
主にパネルを切ってフィルムを貼ったり、アクリル板にプリントを貼ったりし、最後に梱包までを行います。
貼り方は
・素貼り
・水貼り
の2種類があります。
素貼りは、外から看板を光らせる場合にパネルにそのままフィルムを貼るものです。
水貼りは、内側から光らせるタイプの場合に水と洗剤を混ぜた液体をかけながらアクリルにフィルムを貼ります。
製作は最後の仕上げを担う所なので他の部署よりも更に傷に気をつけているそうです。
また、鉄工や板金を通さずに製作が行う物件もあるため作業がとても多く、段取りを常に気にしながら仕事をしているとおっしゃっていました。
今週の研修ではアクリルの接着を行いました。
今回はこのような箱を作りました。
まずは必要な寸法を出します。
板金で箱を作る時は鉄の板を曲げるので伸び率というものを気にしなくてはなりませんでした。
一方でアクリルでの箱作りは一枚一枚のアクリルをくっつけるために、つなぎ目が見える部分と見えずにキレイな面の2種類ができます。
この写真での1の部分は繋いでる部分が見えるので負けといい、
2の部分を正面から見るとキレイな一枚の板に見えるので勝ちといいます。
負けの部分の板はアクリルの厚さ分小さく設計をします。
切り終わったものがこちらです。
これを一枚一枚貼り合わせていきます。
この時使うのが注射器に入ったアクリル用の接着剤です。
つなぎ目に染み込ませてアクリルを溶かしてくっつけるという仕組みです。
体にあまり良くないものなので細心の注意を払いつつ作業していきます。
なんとか箱の形になったら補強のために三角棒を角にいれます。
あとは表面をヤスリで整えたら完成です。
きちんとものさしで寸法を出しても機械でカットする際に刃の厚み分も考えていかないとどんどんズレていってしまうのでとても頭を使う作業でした。
また、アクリルの接着には体に良くない溶剤を使用するため、常に気を使う必要があり大変でした。
その分形になった時の達成感は大きく、ものづくりの楽しさを味わえ研修だったと思います。
この箱は去年の夏の工場のインターンシップでも作ったそうです。
今年も作るかはまだ分かりませんが、この記事を読んで少しでも興味が沸いたらインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか!
(※採用担当 松村:今年も作ります!)
お待ちしています!