こんにちは!新入社員の宮澤です。
今回はシート課についてたっぷりお伝えしよう!、、、と思っていたのですが、シート課の研修期間中はコロナ対策グッズの梱包作業をする時間が多く、あまりシート課の作業が出来なかったので、鉄工課での研修の様子もお伝えします。
まずはシート課の研修です。
シート課はフィルムの加工や印刷物の加工発注を行っている部署で、女性の方が多く活躍しています。今回の研修では、フィルム加工の文字掃除という作業を行いました。
文字掃除は、看板に入る文字やイラストの形状に沿って切れ込みの入ったフィルムの不必要な部分を剥がす作業です。
このように、フィルムの使用する部分が残るように剥がしていきます。細かい点が剥がれないようにしなければいけないので手先の器用さが求められる作業です。
下図の写真は、私が実際に文字掃除したものです。
もうお気付きかもしれませんが、いろいろと間違えてます。(笑)
本来残さなければならない部分を剥がしていることに途中で気付き、「補助犬同伴可」の文字が白く抜けていたり、「喫煙禁止」が「喫煙」になっていたり、ミスだらけになってしまいました。
先輩方はこのようなミスをすることは無いですが、小さな点がいつの間にか剥がれて無くなるなんてことはよくあるそうです。
文字掃除の作業中は触れてない部分にも注意する必要があり、とても気を使う作業でした。
時間が余っていたので文字掃除のリベンジをさせてもらい、なんとか綺麗に仕上げることが出来ました。
こちらのフィルムは練習用なので実際に看板に貼り付けられることはありませんが、文字掃除を行ったものはアプリというシートがこの上から貼られ、製作課の方の手で看板に貼り付けられていきます。
まだ看板に貼り付けられる前の状態ですが、次の作業をする方のためにこういった繊細な作業がシート課では日々行われています。
ちなみに下図の写真がリベンジさせてもらったものになります。綺麗に出来ているように見えますが、実は一部剥がれて欠けてしまいました。改めて集中力が必要な作業だと実感しました。
続いては鉄工課の研修です。
今回の研修でお手伝いしたのは、アルミの骨組み製作です。
手順としては、まず、アルミの角パイプをアルミ用高速カッターという機械で必要な長さに切断していきます。必要な長さを知るには図面を読み、どの長さが何本必要かを導き出差なければなりません。
そのため、鉄工課では溶接等の技術だけでなく、図面を読む力も必要になります。
こちらが切断された角パイプになります。
この角パイプを看板のサイズにカットされたパネルの上に並べ両面テープで固定していきます。
パイプを並べる位置も図面を見て正確な位置に配置する必要があります。
こちらがパネルの上に並べられたものになります。
両面テープだけではパイプとパネルしか固定できず、パイプ同士が固定できていないので、金折れというL字の金具でパイプ同士を固定していきます。
こちらが金折れという金具で、両辺に穴が二つ空いていて、そこにドライバーでビスを打つことでパイプ同士が固定されます。
これで骨組みは完成です。
このパネルにフィルムが貼られ、チャンネル文字という立体文字が取り付けられ看板が完成します。
鉄工課の方は図面を見てどのように仕上がるかを想像しながら作業していると思うと、鉄工課は技術·計算力·図面を読む力など、様々な要素が必要な部署だと感じました。
工場研修も残すところ一週間となりましたが、残りの期間も看板の知識、先輩方の技術を学び、吸収し充実した工場研修にしていきたいと思います!
長くなりましたが、ご拝読ありがとうございました。
(宮澤)