こんにちは。4月1日に入社しました中村です。
私たち新入社員は4月2日から工場研修をしています。
2日〜11日までは8つの課を1日ずつ研修を行い、今週から2〜3日ごとにまた8つの課をまわっています。
今週は鉄工、板金の2つの課の工場研修を行いました。
私は工場でのインターンシップには参加していなかったので、入社してから初めて現場の仕事を自分の目でみて体験しました。
今回は看板作りにおいて1番最初の部分を担っている『鉄工』についてです。
看板をつけるための土台になる部分を担当している所になります。
これは大きいポールに看板が付いている袖看板と呼ばれる看板の骨組みです。
今回はこのポールにつけるための看板の土台の作り方について教えていただきました。
まず、四角形の形に組み立てるために基準となる2辺を決めて仮溶接していきます。
このとききちんと90°になるように調整して溶接します。
そしたら残りの2辺もくっつけます。
4辺繋がったらそれぞれの対角線上の長さが同じになっているか確認します。
看板を作る上で気をつけていることは、
・寸法通りにつくる
・歪まないように
という点だそうです!
そのために対角の長さを測って今の時点で歪んでないかを確認します。
本溶接してしまうと外して直すということが大変になってしまうので本溶接前の仮溶接の段階で直すのが大事になります。
ここできちんと寸法通りにできたら取れないように本溶接していきます。
外枠の完成です!
外枠ができたら中にも骨組みをつくっていきます。
出来上がったらもう一つ同じものを作ります。
二つの鉄骨を合わせるために小さなアンカーを溶接して看板の形にしていきます。
このようにしてポールにつけるための看板部分が出来上がります!!
鉄工課の方に難しいと感じる点をお聞きしたところ、
・簡単な形を作るにも切り方を工夫しなければならない
というものがありました。
四角の形をしたものなら簡単にくっつけられるのでは…?
と思ってしまいますが、実際には斜めに切って溶接したり90°になるようにしたりととても大変な作業だということが分かりました。
何度も90°になるように確認をしたり、組み立てる際には0.5mmまで正確に長さを測って印をつけたりと細かな作業がたくさんある部署でした。